そもそも建築物とはなんだろう。

-PROUM-

そもそも建築物とはなんだろう。

「建築物」とは、建築基準法の定義では、「土地に定着する工作物のうち。『屋根』及び柱若しくは壁を有するもの」とされている。

「建物」とは、不動産登記規則の定義では、「建物は、『屋根』及び周壁又はこれらに類するものを有し、土地に定着した建造物であって、その目的とする用途に供し得る状態にあるものでなければならない」とされている。

上記の2つは「土地に定着する」は同じだが『屋根』を支える「柱」と「壁」で違う

土地に定着性し『屋根』と柱があれば「建築物」、それに壁がプラスされると「建物」ということになる。

『屋根』とは、建物などの居住空間等の上部を覆う構造物。

「柱」とは、材を垂直に立てて建築物の支えとしたもの。

「壁」とは、家の四方を囲うもの又は室と室の隔てとなるもの、建物の仕切りとなる平板状の部分。

「周壁」とは、建物などのまわりの壁。

「外壁」とは、外界との境にある壁。

「内壁」とは、建物の中の各室あるいは部屋と廊下などの間を仕切る壁。

そもそも『屋根』ってなんだろう、『屋根』は垂直になれば、「壁」になる

そもそも「壁」ってなんだろう、「壁」ある程度斜めになれば『屋根』になる

そもそも『屋根』と「壁」の境目は何だろう

例えば三角形のピラミッドのような建物には『屋根』があるが「壁」が無い。

特に「壁」が存在しない建物や家があってもいいと思う。

ほとんどが『屋根』で「壁」がほんの少しだけの家があってもいいと思う。

ところで話しは変わりますが。

仕事がまとまりかけてきた時に、会議や打合せの途中で「そもそもこの会議って・・とか」、「そもそもこの商品って必要?・・とか」言う人はだいたい嫌われます。

なぜなら、その問いを蒸し返えしてしまうため、決まりかけてきたものが決まらなくなる。

よって「面倒くさい人」として見られ、だいたい嫌われる。

しかしその考え方の視点を変えてみると「そもそも」はすごく必要なことだと思います。

その「そもそも」こそが本質に迫る大切なことだと思います。

なぜなら、そもそも思考は「問い」であり、「なぜそれが必要なんでしょう?」という物の原点をいろいろな角度から見つめてみることになるので、思わぬ発見を生む可能性がります。

「そもそもこのプロジェクトは必要ないのではないか?」くらいの思い切った気持ちになれば、ふっきれて視界が広がってくると思います。

思い込みを捨てるには、あえて極論を考えてみるというのも一つの手です。

無謀なほど極端な気持ちになってみないと自分の思い込みを捨てるのは難しいものです。

自分から見ている「丸」は横から見ると実は「半円」だったり、反対から見ると「三角すい」だったりするかもしれません。

「他人の目」で物事を見れるようになりたいものですが、なかなか難しいものです。

しかし引いた立場から状況を客観視すると、思いのほか冷静になれる。

結果として相手の立場にスムーズに立てるようになれると思うのです。

本質を探るという事は一見、物事の奥深くに入り込んでいくようなイメージがあると思いますが、でも実はどんどん引いて離れて見ることも必要だと思います。

客観的に見つめてこそ、いままで気づかなかった真実や大事なエッセンスを発見することができるのだと思います。

そろそろ『そもそも屋根・・・』の話に戻りますが。

家の『屋根』のほとんどが、家の上部を覆う構造物の役目のみで雨風を避けるためだけに設置されています。

せっかくの広い『屋根』が雨風を避けるためだけに使われているのはもったない。

屋根の形状は、片流れ、切妻、宝形、寄棟、入母屋、越屋根、ギャンブレル屋根、マンサード屋根、のこぎり屋根、M型屋根、バタフライ屋根、ヴォールト屋根、ドーム屋根などさまざまな形状があるが、ほとんどの屋根が「斜め」である。

屋根を「斜め」から「水平」に変えれば、雨を避けるための一つだけの目的のためだけではなく、『屋根』を様々な用途に利用することができる。

『屋根』を水平にした場合は一般的には『屋上』と呼ばれれる。

『屋根』をどんな用途に利用できるかを考えてみた。

駐車場は家の前にあるのが普通だが、『屋根』の上に駐車場を作ってもいいのでは。

車が屋根に登るためには、坂道が必要になるので2階建てや3階建ては少し難しいかもしれないが、平屋建てや、半地下、高低差のある敷地では有効利用できるかもしれない。

「車」という考えを、「自転車」や「バイク」に置き換えて考えてみると可能性が広がるかもしれない。

自分の家=「自分」が使う家。

その「自分」が使うを「他人」が使うに置き換えて考えてみるのはどうだろうか。

自分の家の『屋根』を「他人」が使う。

そもそも『屋根』は雨を避けるための一つの目的のためだけに設置していたが、その屋根を「他人」が使うのはどうだろう、他人に貸して賃料をいただく方法もあるのでは。

なぜなら建て主は、新しい新居への希望と、その一方で経済不安を抱えながら、「新居への希望と経済不安のバランスの中で」建物がつくられていく。

もともと利用目的のなかった『屋根』を利用することにより、賃料が得られるようになれば、考え方も変わってくる。自分がもしこの先働けなくなったとしても建物が働いてくれる。『屋根』が働いてくれるようになる。一つの利用目的しかなかった『屋根』が、収入を得てくれる。利用目的の考え方が少し変わって見えるかもしれない。

『屋根』を『屋上』と呼んだ方が分かりやすいので『屋上』と呼んでみる。

サッカーゴールやバスケットゴールを『屋上』に設置してみては。

ボーリング場を『屋上』に作れるかもしれない?

キャンプ場も星が良く見えるのでいいかも、『屋上』に大きな池、ミニスキー場、スケートボード場。

『屋上』に釣り堀りをつくったり、『屋上』に畑を作って野菜を育てたり、『屋上』に田んぼをつくって米作り。

『屋上』にドッグランをつくってワンちゃんがリードなしで自由に思い切り走り回れるスペース。

『屋上』に露天風呂やプールをつくるのも地上から高い位置で、外から見えなくなるので、いいかも。

『屋上』にサウナ小屋+水風呂+外気浴(ととのう)もいいかも。サウナ―にはたまらない。

ダイニングキッチンも普通は、家の中にあるが、『屋上』にあってもいいのでは?

キッチンとカウンター席だけは室内に設置して、テーブル席は屋外だけに設置して、開閉式の簡易屋根を掛けてあげて、冬の寒い日は室内のカウンター席で食べて、その他の季節は屋外のテーブル席で、毎日ピクニック気分で食事するのも楽しいかも。

 

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