2024年10月 完成見学会(防音仕様の狭小住宅)

全ては「もったいない!」から始まった。

今日の住宅市街地の一般的な居住スタイルは、視覚的プライバシー確保のため昼は常にレースカーテンなどを閉め、夜は厚手のカーテンなどを閉めざるを得ないスタイルが一般的ですが、せっかくの窓が「もったいない!」と感じ、この一般的なライフスタイルに変化を求めました。カーテンを閉めることなく近隣との視覚的プライバシーを確保した「閉塞感を感じない開放的な空間」をつくることを目指しました。プライバシーを確保した外部空間をつくり、まさに日本特有の快適性である「内外の中間領域」を取り込んだ空間としています。内外の中間領域「オープンエア空間」をつくることでカーテンを閉めることなく視覚的プライバシーが確保され近隣に気兼ねなく「自然の変化」を感じながら生活できると考えます。オープンエア空間には屋外家具を設えた、極めて室内化された中間領域「ミドルテラス」をつくることで外部の生活空間が豊かなものになり新しいライフスタイルが可能となります。夜間もカーテンを閉めることなく照明を「ミドルテラス」のみ点灯した空間では、非日常感を感じるライフスタイルが可能となります。ダイニングキッチンは家の中心にアイランドに配置し、食を通じたコミュニケーションができる「シェフズダイニング」とすることで豊かなライフスタイルが可能となります。建物はマッシブな外観とし美術館やカフェのように人々が振り返るような外観を目指し、クライアントの価値と建物の価値を追求しています。自然の一部としてある生活こそが空間の本質と考え、いつまでも飽きることのない「価値のある空間」目指しています。自然を感じる空間とはどのような空間なのかを常に考えています。「自然との一体」「自然の変化」「太陽の変化」「空気の変化」「緑の変化」「広がり」「風」「光」をどのように感じるのかを。